台風と1970年代第1世代ゴアテックスパーカ
- 2011.10.15 Saturday
- 16:31
JUGEMテーマ:スポーツ
かねてから35年モノの第一世代ゴアテックス(Gore-Tex)レインパーカの性能がどんなものか(今でも)を試してみたいと思っていた。絶好の機会が訪れたのは先月21日の台風15号直撃寸前の東京品川、午後1時。
お試しパーカはゴアテックス素材を初めて採用した伝説のアーリーウィンターズ社製の「ゴアテックスパーカ」。縫い目からの水の浸入を防ぐ目止め材は、昔懐かしいシームシラー塗り。シームテープが登場する前の代物である。第一世代ゴアテックス素材を使用したパーカの初期型のものだ。
そんなオールドスクールなGORE-TEXパーカを嵐のなか、傘をささずに着用テスト。水漏れも水の侵入もない。防水性、透湿性も問題なし。現代のゴアテックスパーカと比べても、劣るところが見当たらない。フードのデザイン、ベンチレーションの構造、ドローコードの配置など、機能的デザイン面においてどれをとっても今のものより優れているかもしれない。すでにこのテのアウトドア用パーカの機能的デザインは、1970年代アーリーウィンターズ社によって完成品になっていたことを実感させられる。
と言うような1970年〜80年代のアウトドアギアを通して、先人たちの優れた創意工夫や驚くべき想像力の高さをリスペクトし、アウトドアライフの心と本質を探る偏った趣味のブログが友人と二人で細々と運営する「モノシリ沼」。ご興味のある方、お気軽にお立ち寄りください。お待ちしています。
「復刻」はかっこばかり真似てる中身のない人間みたいでちょっと悲しいですね。
おっしゃるように”進化”がある製品じゃないと魅力はないですね。
アウトドアギアの開発神話を愛するものとしては、お金儲け主義、発想力欠如の復刻文化の終焉を祈るばかりです。
僕の尊敬するオフロードバイシクルのディストリビューターもひどい。悲しいですね。
同じブランドでも、そのまま再現だとコピー商品に思えてしまいますよね。しっかりと進化を見せて欲しいものです。
話がちょっとずれちゃったかな。
アウトドアギアもバイクも”復刻”には要注意です!
作り手の”想い”伝わってこないからね。ブランドが同じでも所詮、コピー(復刻品)というのが悲しいところ。
アウトドアの先人たちの、イマジネーション溢れるモノづくりの姿勢、改良を繰り返し創意工夫を繰り返すモノづくりの精神が製品から伝わってこないとつまらないものね。
お嘆きのライセンシーBrandのデザイン優先&形だけ復刻改悪商品増殖の数々、まったく同感です!
いつの世も、かつてアウトドア先人たちがそうであった、イマジネーションあふれるモノづくりの精神と道具として修理を繰り返して使い続ける堅実な生き方を忘れたくはないですね。
これからモノシリ沼の深みにはまりにいってきます。
「改悪」な商品も出回る昨今、以前から嫌っている「似せ物」がまたまた増殖の気配。
GoreTex製だったKELTYのマッキントッシュやMarmotMountainWorksのオールウェザーパーカまで形だけ復刻(?)されてビックリ\(◎o◎)/!。
昔を知らない若い人達に誤解されかねない暴挙と言ったら言い過ぎでしょうかねぇ。
本物に近づけようとこだわって復刻するならまだしも、性能を犠牲にした似せ物を売るのはお里が知れるってもんだ。